違法飼育に対する啓発活動

日本野鳥の会東京は、全国野鳥密猟対策連絡会に加盟し、野鳥の密猟、違法販売、違法飼育の撲滅の為に活動をして来ました。

 


全国野鳥密猟対策連絡会における活動

 

1963年に(財)日本野鳥の会が設置した「カスミ網対策運動本部」の活動を引き継ぎ、カスミ網の所持・使用・販売が禁止された1991年に「全国野鳥密猟対策連絡会」として発足、野鳥の密猟、違法販売、違法飼育の撲滅の為に活動をして来ました。

 

日本野鳥の会東京は2,000年に東京で行われた『第10回全国野鳥密猟問題in東京』の主幹支部をやらせていただいたのをきっかけに同年から実行委員に加わりました。

 


受賞歴

同会の長年の活動が評価されて、令和2年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰に選ばれました。

 

外部リンク

令和2年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰について 環境省



鳴き合わせ会とは

主にウグイスやメジロを飼養、鳴き声の良い鳥に育て、それを競わせる会の事です。現在では国内産野鳥の飼育は禁止されていますが、未だに密猟された野鳥を使っての鳴き合わせ会開催は後を絶ちません。鳴き声の良い野鳥は高額で取引がされ、暴力団の資金源になる事もあります。こうした実情を広く知っていただき、世間の監視の目が撲滅へとつながってくれればと思います。

 



絵本「ボク なかないよ」

令和2年「みどりの日」自然環境大臣表彰記念として、絵本「ボク なかないよ」を作成し、出版いたしました。西日本を中心にいまだなくならない“鳴き合わせ会”について、世間に広く伝えるため作られた絵本です。特に将来を担う子供たちに“鳴き合わせ会”のことを伝えていきたいと考え、絵本という形をとりました。多くの方々に手に取って読んでいただき、“鳴き合わせ会”の問題について関心を持ってくださることを願っております。