探鳥会Q&A

日本野鳥の会東京が開催する探鳥会について、よく寄せられる質問を集めてみました。

Q.1 「第○日曜日」、「第△土曜日」に開催というのは、その月の何週目の日曜日や土曜日のことを指しているのですか?

「第○日曜日」、「第△土曜日」というのは、それぞれ、

「その月のカレンダーの先頭から数えて○番目の日曜日」

「その月のカレンダーの先頭から数えて△番目の土曜日」

という意味になります。

 

ですから、「何週目の…」ではなく、「何番目の…」というふうにお考えください。

Q.2 探鳥会って何ですか?

バードウォッチングをしながら歩く自然観察会のことです。野鳥を見つけては立ち止まり、声に耳を澄ませ、感動し、感想を語り合いながら歩く様は、バードウォッチングをしながらの散歩やハイキングと表現したほうがふさわしいかもしれません。日本野鳥の会東京の探鳥会には、必ず数人の「探鳥会リーダー」(=案内役です)がおりますので、野鳥のことや観察用具のことなどで、わからないことや知りたいことがあったら、どしどしお尋ねください。探鳥会リーダーも万能ではありませんが、わかる範囲で丁寧に対応させていただきます。

Q.3 探鳥会に行けばたくさんの野鳥を見られますか?

探鳥会は比較的野鳥を見つけやすく観察しやすい場所を選んで開催するようにしています。また、探鳥会の案内役である「探鳥会リーダー」は、その季節、その地域のどんなところにどんな鳥が生息しているかを把握しており、できるだけ多くの野鳥が見られるよう工夫をこらしています。しかしながら、野鳥の生息数は季節によって変動がありますし、その日の天候によって出現状況が大きく変わることも珍しくありません。その点をご承知の上、ご参加ください。

Q.4 野鳥を覚えたいなら探鳥会に行くといいよ、と言われました。ほんとうにそうですか?

そうだと思います。野鳥の探し方・見つけ方・種類の見分け方・声の聞き分け方…それらを早く身に着けようと思ったら、ベテランの人たちに教わるのがいちばんの近道だからです。探鳥会でなら、曇りの日にはこんなふうに見える、夕方だとこんなところに集まることがある…など、図鑑に載っていない「生きた知識」をたくさん教えてもらうことができます。

ベテランだって最初から野鳥に詳しかったわけじゃありません。たくさん間違った識別もしてきたはずです。もしかしたら、初心者のあなたが抱える「悩み」はかつてベテランたちが経験した「悩み」と同じかもしれません。そういったベテランたちの解説や体験談から、図鑑には無い知識やコツをどんどん吸収してみてください。きっと楽しさが広がります。

Q.5 探鳥会には野鳥の会の会員じゃなくても参加できますか?

はい、会員以外でも参加できる探鳥会があります。日本野鳥の会東京の探鳥会ではひとりでも多くの方に鳥を見る楽しさ・自然の大切さを知っていただきたいと考えていますので、参加条件が会員に限定されていない探鳥会にぜひご参加ください。

※コロナ禍対応で一部の探鳥会は会員限定になっています。

Q.6 本当に野鳥を全く知らないのですけれど、探鳥会に参加していいでしょうか?

はい。大歓迎です。どの探鳥会でも、案内役である「探鳥会リーダー」がバードウォッチングの楽しみ方をひとつひとつ丁寧にご案内いたします。探鳥会が始まったら、できるだけ探鳥会リーダーから離れないようにすると良いでしょう。そうすれば、野鳥のこと、バードウォッチングのことなど、いろいろな話をたくさん聞くことができますし、多くの野鳥を見せてもらうこともできると思います。なお、探鳥会リーダーの持っている望遠鏡は、参加者のみなさんに野鳥を見ていただくために持ってきているものですので、積極的に声をかけて、覗かせてもらってください。

Q.7 探鳥会へ参加したいのですけれど、どうやって申し込めば良いですか?

事前の申し込みが必要な探鳥会と不要な探鳥会があります。参加したい探鳥会がどの分類になっているかをサイトトップの「行事予定」カレンダーでご確認ください。

事前申し込み不要の探鳥会は当日集合時刻までに指定の集合場所にいらっしゃればそこで受付します。

事前申し込みが必要な探鳥会の申し込み方法や締切時期はサイトトップの「お知らせ」から該当する月の「申込制探鳥会のご案内」ご確認ください。

 

ところで、当日、受付場所を簡単に見つける方法ですが、

  • 「日本野鳥の会東京支部」と書いた黄色い旗を探す。
  • 望遠鏡を付けたカメラ用三脚を持って集まっている集団を見つける。

…の2つの方法があります。人通りの多い場所では、意外と2番目の方法が有効です。ぜひお試しください。

Q.8 持ち物は何に気をつければ良いですか?必要な道具とかありますか?

観察用具(望遠鏡・双眼鏡・図鑑など)は、あると便利ですが、無くても大丈夫です。特に入門者の方は、無理に用意などせず、探鳥会でいろいろアドバイスをもらってから購入することをお勧めします。

観察とは直接の関係はありませんが、探鳥会によっては、「弁当持参」となっているもの(東京港野鳥公園探鳥会・多摩川探鳥会・三番瀬(船橋)探鳥会・新浜探鳥会・谷津干潟探鳥会・高尾山探鳥会・葛西臨海公園探鳥会)があります。

なお、コロナ禍対応として昼食を省略している探鳥会がありますので最新情報を各探鳥会の詳細からご確認ください。

※ 夏は水分補給のための飲み物も忘れずに!(熱射病の予防になります。)