葛西三枚州を東京初のラムサール条約登録地へ

葛西海浜公園の沖に広がる「三枚洲」を、湿地を守るための国際条約であるラムサール条約に登録を目指そうと活動を始めて3年。 活動の成果が実り、2018年にドバイで開催されるCOP13にて、葛西海浜公園がラムサール条約に登録されました。

これからも、葛西三枚洲の自然を将来に伝えていくことができるよう、「保全」「ワイズユース(賢明な利用)」「CEPA(対話、教育、参加、啓発活動)」をキーワードに活動を続けていきます。

葛西三枚洲は、都心の近くにありながら、自然の干潟が残され、世界的に希少な鳥類が飛来します。

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かつての広大な干潟が埋め立てられ、現在の公園となるまでには、多くの人の思いや努力がありました。

 

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ラムサール条約は、生物多様性に富んだ重要な湿地を世界各国が保全し、湿地の恵みを賢明に利用していくことを目的とした国際条約です。

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活動の最新情報~ワイズユース~

2023/2/8  江戸川総合人生大学「葛西海浜公園の水辺環境」講師報告

 

2月8日(水)に、江戸川総合人生大学の地球環境を考える身近な活動科目の授業「葛西海浜公園の水辺環境」の講師を当会が担当しました。

東京水辺ラインのテラスで、ラムサール条約湿地に登録された、葛西海浜公園の成り立ちや観察される水鳥などの解説を行いました。

その後、西なぎさまで歩きながら、水鳥の観察を行いました。観察された水鳥は少な目で、雨もポツポツと降ってくる悪条件でしたが、生徒さんたちは、最後まで熱心に耳を傾けてくれました。

 


2023/2/4 「屋形船に乗ってラムサール条約登録地を見に行こう!」講師報告

 

2月4日(土)に、認定NPO法人えどがわエコセンターが主催する、エコアクション講座船上観察会「屋形船に乗ってラムサール条約登録湿地を見に行こう!」にて、当会が講師を担当しました。

 

コロナ禍により2年間中止となった企画でしたが、3年振りに開

催されました。

 

船内でラムサール条約や野鳥、葛西の歴史についての解説の後、デッキに出て水鳥の観察を行いました。昼食は江戸前料理を味わい、葛西の海の幸を堪能しました。 

  

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認定NPO法人えどがわエコセンター



2022/11/7 「東なぎさクリーン作戦」に協力

 10月29日、葛西海浜公園の東なぎさで、恒例の「東なぎさクリーン作戦」(主催:えどがわエコセンター)が実施されました。今回は葛西臨海公園で開催されていた、 SDGsイベント「SDGs FES in EDOGAWA」に合わせて開催されました。

 

普段は野鳥保護のため、立ち入り禁止となっている東なぎさに上陸しての清掃活動です。

 

清掃活動後には、鳥類や水生生物、植物の観察会が行われました。当会は鳥類を担当し、ラムサール条約登録湿地である東なぎさの鳥類について解説を行いました。解説中には参加者の頭上をミサゴが何度も旋回し、歓声が上がりました。

 

  

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認定NPO法人えどがわエコセンター



2022/10/25 江戸川区立東葛西図書館の行事で講師を担当

 

10月8日、東葛西図書館主催の「葛西臨海公園でバードウォッチングを楽しもう」で、当会が講師を担当しました。

 

バードウォッチングが初めての参加者も多かったので、シジュウカラやカワラヒワなどの普通種をじっくりと観察してもらいました。餌となる植物や昆虫なども紹介、いろいろな野鳥がいることが、自然の豊かさの指標となること等を説明しました。

 

また、ラムサール登録湿地である葛西海浜公園の重要性を紹介し、望遠鏡で東なぎさに群れる水鳥を観察しました。

  

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江戸川区立東葛西図書館



2022/3/17 西なぎさ コアジサシワークデー募集

 

絶滅危惧種の野鳥「コアジサシ」の子育ての環境を整えるため、コアジサシが巣をつくりやすい環境を整える「ワークデー」を開催します。お手伝いしてくれる方を募集します。コアジサシのために汗をかいてみませんか?

 

開催日時  2022年4月9日(土) 9:30~12:30(受付9:15~)※雨天中止

 

内容詳細

コアジサシは白くて小さいカモメの仲間で、毎年春から夏にかけて葛西海浜公園にやってきて、巣をつくることがあります。そのコアジサシが巣を作りやすい環境を整えるため、

・保護区の囲い作り

・白い砂、白い貝がら撒き

・デコイの設置

などの作業を主に行います。

作業の進捗次第で、他の作業を行う場合があります。

 

場所 葛西海浜公園 西なぎさ案内所

定員・対象 先着50名(中学生以上)要事前申し込み

参加費 無料

持ち物 飲み物、帽子、軍手、タオル、マスク

作業を行うため、汚れてもよい、動きやすい服装でお越しください。

 

申込み方法はこちらをご覧ください。

 

主催 葛西海浜公園パートナーズ

共催 NPO法人生態教育センター、日本野鳥の会東京、葛西東渚・鳥類園友の会 

 

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葛西海浜公園 イベント詳細「コアジサシワークデー」



2022/3/17 「もっと知りたい!東京の宝 ラムサール条約湿地・葛西海浜公園」オンラインシンポジウム

葛西海浜公園が、国際的に重要な湿地として「ラムサール条約湿地」に登録されてから3年を迎えたことを記念し、オンラインシンポジウムが開催されます。申し込み不要ですのでお気軽にご参加ください。

 

日時:令和4年3月19日(土曜日) 13時30分~15時30分 ※オンライン開催

 

概要

1.日本テレビアナウンサー 桝太一さんによるトークショー

 

2.葛西海浜公園の今後の保全と持続的な利活用を考えるパネルディスカッション

<パネラー>

亀山章氏((公財)日本自然保護協会理事長)

千葉千枝子氏(淑徳大学経営学部観光経営学科 学部長)

中村忠昌氏(環境コンサルタント、元NHKラジオ「夏休み子ども科学相談」回答者)

<コーディネーター>

尾崎友紀(NGOラムサールセンター)

 

3.フォトコンテスト結果・受賞作品発表

主催:港湾局/協力:江戸川区・葛西海浜公園パートナーズ(指定管理者)

 

参加方法や詳細はこちらをご確認ください。

 

外部リンク

東京都 報道発表資料 葛西海浜公園シンポジウムを実施します

 

 


2022/3/1 葛西海浜公園ビジターセンター デザインへの工夫アイディアを募集

  東京都は、葛西海浜公園の西なぎさに設置を予定している「ビジターセンター」のデザイン案を公募をはじめました。この湿地の重要性や魅力を発信する共に、環境学習、里海文化の活動拠点、人々の交流拠点として建設するもので、公園の景観になじむことや自然環境を配慮していることなどを要件に3月25日まで募集しています。集まったデザイン案はパース化して、都民による投票が予定されているほか、地元江戸川区の意見などを踏まえて6月下旬に採用案が決定する予定です。

 

 この事業については、地域で活動する団体の意見を集めるための「葛西海浜公園 海の保全活用懇談会」のメンバーとして、当会も参画しています。野鳥をはじめとする様々な生きものへの影響に配慮しながら、ラムサール条約湿地であるこの公園の魅力がどんな方にも感じていただけるような施設となるように、引き続き協力していきます。

  

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東京都 報道発表資料 

葛西海浜公園ビジターセンター デザインへの工夫アイディアを募集します

 

葛西海浜公園ビジターセンター 計画地



2022/3/1 江戸川区立東葛西図書館にて講師を担当

  2月19日、江戸川区立東葛西図書館主催の「オンラインバードウォッチング講座」で、当会が講師を担当しました。

 

 バードウォッチング入門として、野鳥観察の楽しみ方やマストアイテムである双眼鏡や図鑑の紹介、また図書館で借りることができるおすすめの野鳥関係本を紹介しました。また「葛西臨海公園オンラインツアー」として、おすすめコースや野鳥の見どころのご案内、またラムサール条約湿地である葛西海浜公園について紹介しました。

 

 お話の後には、野鳥を見分けるポイントや、見たい野鳥についての質問などをたくさんいただき、野鳥と親しむ第一歩を踏み出していただける時間とすることができました。

  

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江戸川区立東葛西図書館ホームページ 

江戸川区立東葛西図書館Twitter



2022/2/10 江戸川総合人生大学にて講師を担当

2月2日(水)、江戸川総合人生大学の授業「葛西海浜公園の水辺環境」で、当会が講師を担当しました。

 

 ラムサール条約湿地の葛西海浜公園に飛来する水鳥を、約40名の受講生と観察しました。スズガモ25,000羽、カンムリカイツブリ6,000羽が観察されたほか、ノスリやミサゴなどの猛禽類も登場してくれて、皆さんで楽しむことが出来ました。

受講した皆さんからは、「江戸川区がこんなに自然にあふれていたなんて…」「自然に触れることができ勉強になった!」など様々な声があがりました。

 

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江戸川総合人生大学



2021/11/10 「東なぎさクリーン作戦」に協力

 11月7日、葛西海浜公園の東なぎさにて清掃活動&自然活動「東なぎさクリーン作戦」(主催:えどがわエコセンター)が実施されました。

 

今回は江戸川区のSDGs Monthの活動の一環でもあり、17ある目標の14番「海洋プラスチックごみ等の水域保全への対策」のひとつとして行われました。

 

当日は船で東なぎさへ渡り、参加者のみなさんにはゴミ袋に漂着ゴミを拾っていただきました。その後は専門家の解説付きで鳥類・植物・底生動物の観察が行われ、当会は野鳥の解説で協力しました。

 

芦の一部を刈り隙間から観察を行うと、たくさんのウミネコやセグロカモメが干潟で休んでいる姿や、ミサゴが杭に留まっている姿が見られました。参加者のみなさんには、その姿を望遠鏡で見て頂いたり、スマスコ(望遠鏡にスマートフォンのレンズを当てて撮影すること)で写真撮影をして頂いたりしました。自然の中の鳥の姿に「すごい」「きれい」などの声もこぼれ、楽しんでいただくとともに、ラムサール条約に登録されているこの場所の貴重さも感じて頂けたようでした。

最後は参加者の皆さんが集めたゴミの山と記念写真の撮影をし終了となりました。

  

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認定NPO法人えどがわエコセンター



2021/10/20  親子向けイベントで講師を担当

 10月16日(土)に、認定NPO法人えどがわエコセンター主催の親子を対象としたイベント「葛西海浜・臨海公園魅力発見・探検ツアー」にて、昨年に引き続き講師を担当しました。

 

これは区内の親子を対象としたもので、各分野の講師による解説や体験を通して、葛西臨海・海浜公園の自然や歴史を学ぶイベントです。

 

当会はイベントのトップバッターとして、登録から3年を迎えるラムサール条約や、葛西海浜公園の野鳥の解説や観察を担当しました。朝の雨がちょうどやんだところで、子どもたちからは「白い鳥見つけた!」と元気な声が上がり、普段は気づかない野鳥の姿を楽しんでもらえました。

  

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認定NPO法人えどがわエコセンター



2021/4/14 コアジサシの子育て環境をつくる作業に協力

4月10日、葛西海浜公園の西なぎさにて、昨年度に営巣を始めて、残念ながら途中で失敗してしまったコアジサシの繁殖環境をつくるための作業「コアジサシの子育て環境をつくろう(主催:NPO法人生態教育センター)」が実施されました。当会からは、保護部や探鳥会リーダーの有志が参加しました。

 

草がまばらな砂地を好むコアジサシのために、スコップと手作業で草を抜き取る作業を黙々と進めました。

 

今後も関係者とともに、コアジサシの繁殖の成功と公園利用の両立に向けた取組みを進めていきます。



2021/2/27 「葛西海浜公園保全活用計画(仮称)(案)」に関するパブリックコメントの募集中

ラムサール条約では、湿地の保全と利活用に関する計画を定めることとされていることから、東京都が葛西海浜公園における今後の維持管理や調査活動等、干潟の保全及び利活用を進めるための方向性を示す計画の案をまとめました。

 

この案のまとめに向けては、有識者による会議のほか、地域で活動する団体の意見を集めるための「葛西海浜公園 海の保全活用懇談会」が6回にわたり開催されました。当会は懇談会への全会出席と、ヒアリングの対応で協力しており、当計画(案)にその意見が反映されています。今後は追加の意見をまとめ、東京都への提出を予定しています。

 

都民への意見の募集期間は、令和3年3月10日(水曜日)までとなっています。葛西海浜公園の保全と活用の指針がより良いものとなるよう、ご意見のある方は東京都への意見提出をお願いします。

  

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東京都港湾局「葛西海浜公園保全活用計画(仮称)(案)」に関する都民意見の募集について



2020/11/19  東なぎさクリーン作戦」に協力 

11月7日、葛西海浜公園の東なぎさにて、恒例となっている清掃活動「東なぎさクリーン作戦(主催:えどがわエコセンター)」が実施されました。今年は春の清掃活動が中止となったためか漂着ゴミが多く、たくさんのゴミが集められました。その後は専門家の解説付きで鳥類・植物・底生動物の観察が行われ、当会は野鳥の解説で協力しました。

 

清掃活動をねぎらってか、野鳥の解説の間にヨシ原をチュウヒが悠々と飛び、歓声が上がりました。

 

同イベントは春と秋の年2回程度開催されています。ぜひ参加して、広大な東なぎさの景色を体験してください。

  

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認定NPO法人えどがわエコセンター



2020/10/26  親子向けイベントで講師を担当

 10月17日(土)に、認定NPO法人えどがわエコセンター主催の親子を対象としたイベント「葛西海浜・臨海公園魅力発見・探検ツアー」にて、講師を担当しました。

これは区内の親子を対象としたもので、各分野の講師による解説や体験を通して、葛西臨海・海浜公園の自然や歴史を学ぶことを目指した、同法人が初めて開催するイベントでした。

当会はイベントのトップバッターとして、ラムサール条約や、葛西海浜公園の野鳥の解説や観察を担当しました。あいにくの雨の中でしたが、参加者の皆さんに熱心に耳を傾けていただきました。

 

 

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認定NPO法人えどがわエコセンター



2020/4/6  当会が制作協力した東京都公式動画が公開

 

 東京の魅力を伝える「東京都公式動画チャンネル」にて、当会が制作協力した動画が公開されました。

葛西の名物スズガモの名前の由来は?というクイズのほか、ラムサール条約湿地に登録された葛西海浜公園の紹介や、当会の探鳥会リーダーが野鳥の見どころを紹介しています。

2月に収録されたこの動画、スズガモの他にはどんな野鳥が観察できたでしょうか。ぜひ動画をご覧ください。

 

外部リンク

東京都公式動画チャンネル

※動画公開期間が終了したためYouTubeのリンクを削除しております。



2020/3/2  江戸川総合人生大学にて講師を担当

2月26日(水)に、江戸川総合人生大学の授業「葛西海浜公園の水辺環境」にて、当会の鈴木副代表と田久保幹事が講師を担当しました。

 

 葛西臨海公園の鳥類園にあるレクチャールームにて、ラムサール条約湿地に登録された葛西海浜公園の成り立ちと、観察される野鳥を紹介。その後、野外で野鳥観察を行い、冬の葛西名物「スズガモの大群」とカンムリカイツブリ、猛禽類のノスリなどをじっくりと観察することができました。

 

外部リンク

江戸川総合人生大学



2020/2/20  「屋形船に乗ってラムサール条約登録地を見に行こう!」講師を担当

2月1日(土)に、認定NPO法人えどがわエコセンターが主催する、第9回おきがる環境講座「屋形船に乗ってラムサール条約登録地を見に行こう!」にて、当会の落合副代表が講師を担当しました。

 

晴天に恵まれた葛西で屋形船に乗りこむと、東なぎさに進み、海に浮かぶ野鳥たちを見学。続いてラムサール条約湿地に登録された葛西海浜公園の解説を聞いていただき、江戸川区の宝である葛西の海の成り立ちをお伝えしました。その後、デッキの上からの見学を挟み、皆さんお待ちかねの「江戸前料理の試食」を堪能しました。

 

外部リンク

認定NPO法人えどがわエコセンター エコセンターブログ



2020/1/20  日本自然保護大賞 選考委員特別賞を受賞 

当会の活動とその功績を評価いただき、公益財団法人日本自然保護協会による、自然保護と生物多様性保全に大きく貢献した、すべての個人と団体、企業、自治体等を表彰する「日本自然保護大賞」の、選考委員特別賞を受賞いたしました。

 

これまでの当会の活動を応援いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。また、これを励みに、東京都の自然を守る活動に積極的に取り組んでいきます。

 

外部リンク

公益財団法人日本自然保護協会 日本自然保護大賞
選考委員特別賞 当会紹介ページ



2019/11/13  「東なぎさクリーン作戦」に協力 

11月9日に「ラムサール条約登録地で清掃活動をしよう~東なぎさクリーン作戦~」が開催されました。野鳥保護のため立ち入り禁止になっている東なぎさに漁船で上陸し、前半は清掃活動、後半は自然観察会をする人気のイベントで、総勢90名が集まりました。

当会は、後半の自然観察会で野鳥観察を担当しました。スズガモをはじめとする東なぎさの鳥たちを望遠鏡でお見せし、たくさんの水鳥が集まる東なぎさを体験していただくことができました。

 

葛西海浜公園がラムサール条約湿地に登録されてから1年を迎えました。これからも葛西海浜公園・三枚洲の自然の魅力を、様々な方法でアピールしていきたいと思います。



2019/9/30 東京都港湾局主催「湿地の恵み展」に出展

9月12日~13日にかけて、葛西海浜公園がラムサール条約に基づく国際的に重要な湿地として登録されてから1年を迎えることを記念して「湿地の恵み展―美しい・おいしい・楽しいに出会う―」が、新宿西口広場で開催されました。地元の葛西海浜公園を紹介するブースのひとつとして、当会が出展しました。

 

ブースでは、葛西海浜公園の自然を紹介するポスターの展示のほか、スズガモの群れが飛び交う動画の上映と、各種パンフレットを配布しました。

 

葛西海浜公園だけでなく、全国のラムサール条約湿地のある自治体による紹介や、海苔や米などの、まさに「湿地の恵み」の直売所があり、新宿の道行く人たちが足を止めていました。

 

今回展示したポスターは、10/15(火)~19(土)の日程で、都庁第一本庁舎1階展望台エレベーター前に展示されます。お立ち寄りの際にはぜひご覧ください。

 

 

 

 



2019/6/26 ラムサール・ネットワーク日本のシンポジウムにて話題提供

6月21日、日本各地の湿地にかかわるグループや個人から成り立っているネットワーク組織である、ラムサール・ネットワーク日本の設立10周年シンポジウムが開催され、プログラム「今後の湿地保全とラムネットJの活動を考える」の話題提供として、当会の東代表が発表を行いました。

 

葛西海浜公園ラムサール湿地登録を契機に、当会はラムサール・ネットワーク日本の団体会員として入会し、全国規模のネットワークや知見を活かした活動を目指しています。

 

発表では、葛西のオリンピック問題からラムサール条約湿地への指定までの、当会が果たした役割や、今後のワイズユースへ向けた期待など説明しました。懇親会では、全国の湿地保全に関わる皆様と有意義なお話ができました。

 



2019/6/12 江戸川区の図書館イベントにて葛西の自然を紹介

江戸川区の東葛西図書館主催のイベント「ラムサール条約登録記念 渡り鳥からわかる葛西の貴重な自然環境」にて、地元の方向けに葛西臨海・海浜公園の自然を紹介しました。

 

6月2日、9日と2週連続のセミナーとして、1回目は座学にて公園の成り立ちや当会の活動を通して、葛西の自然や野鳥を知ってもらい、2回目は公園でのフィールドワークとして、座学で学んだ環境を実際に見たり、野鳥観察を楽しみました。

 

参加者の方からは、冬に数万羽が飛来するスズガモをどのように数えるのかという質問が出たり、数年ぶりに家にあった双眼鏡で野鳥を始めて観察して楽しかったという感想をいただくなど、葛西の自然を知って頂く良い機会となりました。



2019/6/11 「東なぎさクリーン作戦」を実施 

6月8日、葛西海浜公園の東なぎさにて、恒例となっている清掃活動「東なぎさクリーン作戦(主催:えどがわエコセンター)」が実施されました。天候が心配されましたが、なんとか持ちこたえ、総勢50名でごみの収集に汗を流した後に、専門家の解説付きで鳥類・植物・底生動物の観察を行いました。当会は、野鳥の解説で協力しました。

 

広大なヨシ原が広がる東なぎさでは、オオヨシキリのさえずりがあちこちで響き、ヨシゴイを見たラッキーな方もいたとか。清掃活動をしているうちに潮が引き現れた干潟には、カワウやウミネコのほか、ミヤコドリの姿もじっくり観察できました。

 

参加者された皆さんからは、普段立ち入ることのできない場所で、貴重な体験ができたと好評でした。次回は11月を予定していますので、ぜひ参加して、広大な東なぎさの景色を体験してください。



2019/5/14 BS朝日 アーシストCafe 緑のコトノハに、当会の飯田幹事が登場

「EARTHfriendly」に生きる人々を紹介する番組「緑のコトノハ」にて、当会の飯田が紹介されました。「東京の環境を見つめるシリーズ」として、葛西海浜公園のラムサール条約登録を進めた飯田幹事の思いに焦点を当て、活動について紹介されました。

 

放送日は4月15日~19日でしたが、内容はこちらからご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

 

BS朝日 アーシストCafe 緑のコトノハ

バックナンバー 2019年4月15日~4月19日

飯田陳也(日本野鳥の会 東京 幹事)



2018/12/6 江戸川区制作の動画ニュースに当会が協力

葛西海浜公園・三枚洲の地元である江戸川区が制作する区民向けの広報動画「えどがわ区民ニュース」にて、「世界で輝く三枚洲へ ~地域の宝・葛西の海~」が公開されました。

 

この動画では、ラムサール登録湿地への登録を推し進めた立役者として、当会の幹事である飯田が取り上げられています。三枚洲の自然環境に対する思いや、この環境の素晴らしさを広める活動のほか、10月にドバイで開催された同条約の締約国会議に出席した様子も紹介されています。

 

世界的に注目される湿地となった葛西三枚洲の保全活動や地域によって行われてきた取り組み、これから先の活用について、地元江戸川区による細やかな視点でまとめられていますので、ぜひご覧ください。

 

動画はこちらからご覧ください。

江戸川区広報番組 えどがわ区民ニュース

「世界で輝く三枚洲へ ~地域の宝・葛西の海~」

 



2018/11/9 ジャパンバードフェスティバル2018に出展

11月3~4日にかけて、千葉県我孫子市手賀沼周辺にて、鳥をテーマにした日本最大級のイベントであるジャパンバードフェスティバル(Japan Bird Festival/略称:JBF)が開催されました。

 

当会では、今年で3年連続となるブース出展を行いました。葛西海浜公園・三枚洲がラムサール条約登録湿地となった報告を中心に、スズガモの群れの巨大ポスターや、10月に開催されたラムサール条約締約国会議(COP13)の様子を、速報として写真で紹介しました。また、葛西海浜公園を背景に、野鳥などのイラストを描いてもらうコーナーは、お子さんに人気で、中には本気で描かれた大人のイラストもあり、見事な仕上がりになりました。

 

JBFに出展出来たことで、沢山の方に当会の活動を知っていただけました。また、ラムサール条約湿地登録へのお祝いの言葉や激励も沢山いただきました。

 

ブースにお立ちより頂いた皆様、ありがとうございました。



2018/10/22 当会が取材対応した記事とニュース映像のご紹介

18日に条約事務局から環境省に連絡が入り、葛西海浜公園がラムサール条約に正式に登録されました。

この発表後、活動を推進した当会へは、報道各社から取材依頼が寄せられました。対応後に紹介された記事・ニュース映像をご紹介します。

 

 

葛西海浜公園がラムサール条約登録 保全活動実る

朝日新聞デジタル 2018年10月20日

 

ラムサール登録に感慨 葛西海浜公園 地元「保全続け未来に残す」

読売新聞 江東14版 地域面 2018年10月20日

※ネット記事なし

 

「ラムサール条約」に 東京初!葛西海浜公園が登録 

TOKYO MX 2018年10月22日

 


2018/10/4 ラムサール条約湿地の推薦決定を受けた当会の見解

環境省による、葛西海浜公園・三枚洲のラムサール条約湿地への登録推薦の決定を受けた、登録推進団体を代表して当会の見解を発表いたします。

 

今回のラムサール条約湿地登録を歓迎すると共に、今後の保全と利活用の両立に向けた考え方を示しております。

ダウンロード
「葛西海浜公園・三枚洲」のラムサール条約登録推進について.pdf
PDFファイル 161.1 KB


2018/10/3 葛西海浜公園 三枚洲の国指定鳥獣保護区指定が決定 ラムサール条約登録湿地の登録へ

当会の活動が実を結び、今月中旬に葛西海浜公園 三枚洲がラムサール条約湿地への登録される見込みとなりました。

 

10月2日に開催された環境省の会議(中央環境審議会自然環境部会第20回野生生物小委員会)にて、葛西海浜公園の国指定鳥獣保護区の指定に関する審議がなされ、無事に決議しました。これをもって、日本におけるラムサール条約湿地登録の条件のうちの、「国の法律(自然公園法、鳥獣保護管理法など)により、将来にわたって、自然環境の保全が図られること」の条件が整い、ほかの2つの条件とともに条件がそろったことになります。

参考:環境省ホームページ ラムサール条約湿地とはー日本での登録条件

 

この会議では、葛西海浜公園をラムサール条約湿地に登録することも発表されました。21日からアラブ首長国連邦のドバイで開催されるラムサール条約の締約国会議までに登録が決定する見通しです。 



 10月29日、葛西海浜公園の東なぎさで、恒例の「東なぎさクリーン作戦」(主催:えどがわエコセンター)が実施されました。今回は葛西臨海公園で開催されていた、 SDGsイベント「SDGs FES in EDOGAWA」に合わせて開催されました。

 

普段は野鳥保護のため、立ち入り禁止となっている東なぎさに上陸しての清掃活動です。

 

清掃活動後には、鳥類や水生生物、植物の観察会が行われました。当会は鳥類を担当し、ラムサール条約登録湿地である東なぎさの鳥類について解説を行いました。解説中には参加者の頭上をミサゴが何度も旋回し、歓声が上がりました。

 

  

外部リンク

認定NPO法人えどがわエコセンター